2016年5月23日月曜日

Summing Amplifier (2)


漸く完成したSumming Amplifier.タカチのOSケースに入れることにした.フロントパネルに音量調節用のボリュームと入力端子(ボリューム下2ch+2ch)と,合成波の出力端子(左側,2ch)を取り付けた.リアパネルには,電源スイッチとヒューズとインレットが並んでいる.側面のパネルは筐体アースから浮いてしまうので,菊座を介してワイヤーで無理やりアースに落としている.
そのうちトランスに近傍に端子台を取り付けて,未使用二次側ケーブルの処理を行いたい.

音に関しては,ノイズは聴覚上皆無,さらにこのプリアンプを通したことによる音質の変化はかなり小さく,BEHRINGERの格安ミキサーとは一線を画する出来である.




2016年4月13日水曜日

Summing Amplifier (1)

2IN‐1OUTのミキサーアンプを組んでみた.
一枚ではモノラルだが,複数枚組み込むことで,チャネル数を拡張できる.
バッファアンプは,トラ技に掲載されていたスーパーソースフォロアをアレンジしたものを採用.
ボリュームの可変抵抗はシールド線で延長出来るように金ピン端子を用意した.多忙のため,波形の観測しか出来ておらず,シャーシに収まってもいなければ,音声信号を入力したこともない可哀想な基板.早いところ完成させてあげたい.


2016年1月21日木曜日

スピーカーケーブル考

数日にわたり,スピーカーケーブルについて考えてみた.

これまで,PMC DB1iと自作のバイポーラトランジスタパワーアンプを繋ぐスピーカーケーブルはバイワイヤリング接続しており,

  • ツイータ側:Mogami 3082 (同軸15AWG)
  • ウーファー側:Mogami 3103(並行12AWG)
  • ケーブル長:3m

以上のような構成であった.
パワーアンプの位置をスピーカーから離す必要が生じたため,5m程度のスピーカーケーブルが必要となった.ここで,Mogamiの3104を購入すれば,良かったのだが,どんなに安い店でも1180円/mと高価だったため,代替手段を考えることとなった.
手持ちのCanare 4S6(7m)を接続してみたところ,大幅に中音域や高音域の解像度が落ちてしまった.低域ばかりが主張する荒削りな実在感の薄い寂しい音だったため,高額なケーブルに頼るしかないものかと半ば諦めつつ,ケーブルの寄生容量・インダクタンスや相互インダクタンス等を考慮し,検討した結果,線材の純度よりも,可能な限り太いケーブルを選択することが音の解像度を向上させるのに重要であることが分かり,手持ちであった品川電線製UL規格の14AWGケーブルを適当に撚って使うことにした.
これにより,3103と3082を使用していた時とほぼ同じ音質を得ることができた.

Mogami モガミ 3103 12AWG×2 スピーカーケーブル 1m単位 切り売り
Mogami モガミ 3104 12AWG×4 スピーカーケーブル 1m単位 切り売り
Mogami モガミ 3082 15AWG 同軸スピーカーケーブル 1m単位 切り売り

2015年10月30日金曜日

7C5プッシュプルアンプの製作


7C5プッシュプルモノラルアンプの製作

主な特徴

  • 初段・PK分割:6SL7,出力段:7C5
  • 最大出力:だいたい7W
  • トランス類:全て橋本電気製
  • 電源トランスは過剰な物量投入
  • 全段直流点火(交流点火でも残留雑音0.6mV以下)
  • カソードバイパスコンデンサに大容量音響用電解コンデンサを使用
  • モノラル・セパレート仕様
  • 電源SWにCarling製の指に優しいトグルスイッチ
  • コネクタには信頼性の高い物を厳選
  • 内部配線がこれまで作った機器の中で最も綺麗w
  • シグナルパスが最短となる航空母艦を模した部品配置w




これまで製作及び使用してきたパワーアンプの中で最も美しい音色を持つアンプとなった.出力段の7C5はシルバニア1944年製,初段はJAN球のPhilipsECG 6SL7WGT.
和太鼓の音色が見事に再現され,管球アンプの素晴らしさに触れることが出来た.AudioproのトールボーイSPからこんなにもリアルな再生音が得られるとは感動的である.

2015年3月27日金曜日

[作業メモ]ディスクグラインダーの使い方(MCトランスケースの塗装)

マキタ 100ミリディスクグラインダ 低速型 GA4032 を導入し,金属ケースを再塗装するため,塗装剥がしを行った.

材質ディスク粗さ用途メモ
金属
カップブラシ-サビ取り
ペーパー素材ディスク#60荒削り凹凸が感じ取れる手触り
ペーパー素材ディスク#180中削り手触りは滑らか,研磨した跡は目立つ
ペーパー素材ディスク#400艶出し研磨した跡が目立たなくなる
フェルト+赤棒-艶出し
フェルト+白棒-艶出し
フェルト+青棒-艶出し美しい鏡面仕上げになる
木材
ペーパー素材ディスク#24皮削り
ペーパー素材ディスク#60中目・荒仕上げ
ペーパー素材ディスク#180仕上げ
ペーパー素材ディスク#600艶出し

研磨ディスクは以上の表を目安に,被研磨面の状態を見て選択する.
基本的に,材質別に上から順にディスクを交換しながら研磨すると,美しく研磨できる.フェルトディスクには,必ず研磨剤を塗布すること.研磨剤が無いと焦げる.


サビで塗装が浮いて剥がれていた中古のMCトランスのケースをディスクグラインダーで研磨し,アサヒペイントのスプレー塗料(つや消し黒)で塗装した.
素人塗装なので,液ダレしてて大変無様である.

2015年3月25日水曜日

USB‐DDC&ADC (USBオーディオインターフェース) の工作


先日,録音機能を有するUSB‐DDC基板として有名なElectrart様のUSB DUAL AUDIO基板(DoP版)のFPGAプログラムを書き換えて頂き,PCM4222とMUSES72320を搭載するADC基板が接続できるようになったので,それまで無帰還DACに内蔵していたUDA基板を独立させ,録音機能を持たせたUSB-DDCを作成することにした.

トランスは,コア容量を4割程余裕を持たせたPhoenix社製の特注Rコアトランスを使った.さらに,漏洩磁束を抑えるため,トランスは3.2mm厚の鉄製の特注箱に納められている.
電源は,Prost氏のLED電源の回路を元に基板を作成した.整流ダイオードには秋月で先日販売開始されたNJD7002VA3を用いた.

本USB-DDCからDACへは,HDMIを通じて差動信号のI2Sが伝送される.DAC側にPCM2DSD基板を内蔵している.

2014年10月4日土曜日

BTL仕様 HPA-12 の電源改良

以前、製作したBTL仕様 のHPA-12だが、±8.2Vの電源を外部基板のレギュレータから左右独立で供給していた。HPA-12の基板パターンに従って作ると、非安定化電源の±8.2Vを供給することになるのだが、本機では、リプルの影響を最小限にするため、レギュレータを挟むことにしていた。
10ヶ月程度この構成であったが、音質に大きな不満があった。出力を大きくすると、音が歪むのである。はじめはレギュレータを挟んだことが原因かと思ったのだが、パワーアンプの音質改善に取り組んだ際に、出力段とドライバー段の電源を独立供給することで、聴覚上明らかな違いを感じたことから、HPAに関しても同様の効果があるのではないかと考えた。
そこで、HPA-12の基板の裏面の±8.2V電源パターンを出力段と初段の間で切断し、初段にレギュレータの±8.2V、出力段に非安定の±9Vを供給した。
結果、音量を上げても聴覚上の音の歪が増加せず、自然な音が得られるようになった。更に低域の質感が良くなり、バスドラやスネアの音が生々しくなった。
本機をプリアンプとしてDACとパワーアンプの間に挿入したところ、DACーパワーアンプ直結時よりも、中音域と低音域の質感が格段に向上し、五月蝿さが無くなった。特に大編成のオーケストラが気持よく鳴るようになった。
電源の大切さを痛感した工作となった。